4年ぶり! 浅草サンバカーニバル2023 レポート

2023年9月17日(日)、新型コロナウイルス感染防止の観点から2019年8月を最後に中止が続いていた「浅草サンバカーニバル」がついに復活。4年ぶりとなった待望の“浅草”で、サウーヂは全力を出し切りました。

カーニバルの準備は、通常であれば前年の秋口から始まります。しかし今回は、カーニバルの開催が正式に決定されるのを待ち、12月から本格的な“浅草モード”に突入。2023年のテーマ「Eu Sou Saúde ! 〜わたしはサウーヂ!ふたたび浅草へ!〜」に沿った楽曲や衣装の製作を急ピッチで進めていきました。

迎えたカーニバル当日は晴れ。横浜やその近郊から、また、この日のために遠方からやって来るメンバーも合わせて、総勢180名以上のサウーヂメンバーが浅草に集結。久しぶりに再会したメンバーたちは、カーニバルの復活を喜びあうと同時に、本番に向けて気持ちを高めていきました。

2023年は、翌年以降の本格復活に向けた”縮小版カーニバル”。サウーヂの出番は16時01分。出演順は2019年の成績の“逆順”だったため、準優勝だったサウーヂは出場全16チーム中で15番手でのスタートとなりました。スタート地点の変更、コースの短縮、参加人数の制限などもあり、すべてが“いままで通り”ではなかったものの、それでも浅草でのサンバは格別です。スタート地点で、オープニングをつかさどる「Exaltação À Mangueira」の演奏が始まると、感極まって涙を流すメンバーもいました。

その後、プレジデンチ・陵太の「コロナ禍でも決してサンバをあきらめなかったサウーヂのみんな、本当にありがとう!!!」という力強い叫び声がPA車のスピーカーから轟き、スタートを待つメンバーのテンションも最高潮に。鮮やかなファンタジアを身にまとったメンバーたちは、バテリアとムジコスが奏でるサンバ・エンヘードに弾かれるように、次から次へとスタートラインから躍り出ました。

     

沿道にはサンバを待っていた人たちの笑顔、手拍子、声援が! 私たちサウーヂは、浅草でサンバができる喜びを噛み締めながら「ただいま浅草♪」「絶やすなカルナヴァル♪」と、今年のサンバ・エンヘードを歌い上げました。

     

本番はあっという間の25分間。例年よりも短かった分、メンバーはいつも以上に勢いよくエネルギーを燃やして「Eu Sou Saúde !」を全身全霊で表現しました。ゴールエリアは清々しい笑顔でいっぱいに。

 

浅草をあとにしたサウーヂの面々は、活動拠点である横浜へ移動して打ち上げを。チーム名が示す通り「カンパイ!」が大好きなサウーヂらしく、美酒を酌み交わしてカーニバルの成功を祝い合いました。打ち上げの終盤には、サンバエンヘードの大合唱を。

現地やネット中継でサウーヂを応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。サウーヂの地元・横浜のみなさんや、浅草サンバカーニバル実行委員の皆さん、イベント運営に関わってくださったすべての方々へ、感謝の念は尽きることがありません。皆さんあってのカーニバル、皆さんあってのエスコーラであることを再確認して、サウーヂは次のカーニバルに向かって走り出します。

(PHOTO BY 渡部晋也、木村クニハル)


☆  2023年 浅草サンバカーニバルの模様は、「J:COMチャンネル・J:COMテレビ」様のYouTubeチャンネルでライブ配信されました。アーカイブを以下から視聴可能です。サウーヂの登場は、動画の4:20:17あたりからです。