【ご来場の御礼】Carnaval da Sala Vol.28 開催レポート
4年ぶりのおかえりサラ! Nosso carnaval não morreu!!

1月28日(日)にラゾーナ川崎プラザソルソルにて、ブラジル音楽イベント「Carnaval da Sala Vol.28」を開催いたしました。

私たちサウーヂがブラジルスタイルでプロデュース・運営する本企画。新型コロナウイルスが流行する前に行われた2020年1月の”Vol.27″から、実に4年ぶりの開催となりました。チケットは当日を待たずソールドアウトに。お客様、出演者、総勢約200人が集結した会場は冬とは思えない熱気に包まれました。ドリンクブース・通称「バーカン」では、サウーヂ特製のカイピリーニャの提供も。カシャッサ濃いめのしっかりした飲み口は「サウーヂならでは!」と評判でした。

イベントは、サウーヂのメンバーたちによるお馴染み「オープニングパゴーヂ」からスタート。会場フロアでパゴーヂを繰り広げ、お客様のお出迎えします。

 

一杯目のドリンクで喉を潤しながら、リズムに乗って体を揺らすお客様たちも多く、会場が次第に温まっていきました。

 

オープングパゴーヂのあとは、サウーヂイベント班によるあいさつと“乾杯”タイムが。本番スタートを心待ちにする人、イベント開催を喜ぶ関係者、久しぶりに顔を合わせた昔なじみ、といった面々が手にした飲み物を掲げて笑顔を交わし合うなか、ステージには1番手の「GatiMoci(ガチモシ)」が登場。

リオデジャネイロの強豪エスコーラ・ヂ・サンバのMocidade(モシダージ)のパフォーマンスを再現すべく、ICUラムズのOB・OGを中心に所属チームの垣根を超えて集まった若手サンビスタたちの、エネルギッシュなステージが繰り広げられました。Salve a mocidade!

 

 

2番手は、サウーヂダンサーが総出演する恒例の「サウーヂダンサー企画」。曲調の変化にあわせて、様々なタイプの衣装に身を包んだダンサーたちが次々にステージへ。慣れ親しんだリオのカーニバルのサンバの他に、パリンチンス(アマゾナス)の牛祭り「ボイ・ブンバ」、セクシー系「ファンキ」など、バラエティ豊かなパフォーマンスをお届けしました。

 

 

3番手には、サウーヂのOB・OGを中心に結成されたボサノヴァ・サンババンド「メルセン」が登場。サンバ好きのツボを押さえた選曲と、熟練メンバーによる余裕のある演奏で会場にブラジルの風を吹かせてくれました。久しぶりのSalaでのステージに、客席からも惜しみないの拍手が!

 

 

続いて登場したのは、ブラジルで経験を積んだメンバーも多数在籍するサンバ・エンヘードバンド「Nova Era」。世代も所属チームも異なる実力者たちによる、豪快にして繊細なパフォーマンスは圧巻のひとこと。EstacioやMocidade Alegreのサンバ・エンヘードで会場を盛り上げ、Mangueiraで最高潮に! 目撃した人たちに強いインパクトを残していました。

 

 

その後ステージには、サウーヂ創成期メンバーでもある日本画家・永武哲弥氏と、今年2月にマンゲイラツアーで渡伯するホベルト松下マンゲイラ親善大使が登場。2019年に来日し、サウーヂとともに浅草サンバカーニバルに出場した故ネルソン・サルジェント氏の肖像画掛け軸の授与式を行いました。この肖像画は今年のネルソン生誕100周年を記念して、ホベルト松下が自らマンゲイラに届ける予定です。

 

クライマックスはセレソン・ダ・サウーヂによる「サウーヂショー」。浅草サンバカーニバルのプロデュースを手掛けるカルナバチームによる2024年のテーマ「乾杯!あなたとサウーヂ!」についての発表が行われた後、会場全体での「乾杯!!」を合図にパフォーマンスがスタート!

サウーヂが敬愛するマンゲイラの人気曲や、サウーヂの代表的なオリジナル曲を織り交ぜたトータル60分におよぶ渾身のサンバパフォーマンスをお届けしました。

 

 

間もなく任期満了となる2023年度ハイーニャ・ダ・バテリアのりお、プリンセーザ・ダ・バテリアのふたばも、息の合った華々しいダンスでショーを盛り上げていました。

 

 

ショーの終盤では、2023年のサンバエンヘードの歌詞に名前が登場するブラジル音楽プロデューサー・中原仁氏がステージへ。サウーヂのOBでもある仁さんから現役メンバーへ「これからもサウーヂの栄光を讃えていきます!」とエールが送られる一幕がありました。

 

イベントは大きなトラブルもなく大団円を迎え、イベント班がこの日のために用意したオリジナルTシャツは完売、オリジナル手拭いの売れ行きも好調でした。

当日を振り返って、イベント班のパテューから次のようなコメントが届きました。

パテュー: 今回は4年ぶりのCarnaval da Salaという事で、イベント班としては色々と思い出しながらな感じでしたが、当日お越しいただたいた沢山のお客様、素晴らしいライブを披露していただきました出演者の皆様、そして舞台裏を支えていただいたスタッフの皆様のおかげで、本当に素晴らしいイベントになりました。皆様、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。これからも、イベント班は皆様が楽しんでいただけますよう精進して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

また、プレジデンチ・リョウタからもコメントが届いています。

リョウタ: Carnaval da Sala Vol.28にご来場いただいた皆さん、出演されたゲストの皆さん、本当にありがとうございました。 来場された多くの方から「楽しかった」「やっぱり Salaはいいですね」とポジティブなコメントを頂き、とても嬉しく思います。会場では久々の再会や笑顔、乾杯の光景が広がり、密集できなかったコロナ禍を思い出すと、とても感慨深いです。このイベントはサウーヂが企画、運営すべてを行っています。ご不便をおかけしてしまった部分あったかもしれませんが、多くの方から「またこの場に来たい!」と言っていただけるように、これからも美しく、本場ブラジルのように熱く(そして、すこし暑苦しく)、そしてサウーヂらしくアットホームな空気を作っていきたいと思います。

会場にお越しいただいたみなさま、イベント実現に向けて尽力してくださった関係者のみなさま、ご出演いただいたサンビスタのみなさま、本当にありがとうございました。

(PHOTO BY 木村クニハル)