ごあいさつ サウーヂについて

PRESIDENTE DA SAÚDE
山上 陵太

サウーヂは、1986年に神奈川県横浜市で産声をあげました。
誕生以来私たちは、面白いことを追い求め、バカバカしいことでも大真面目に取り組んできました。この精神はこれからも変わることはありません。

結成当初22人だったメンバーは次第に増え、8月に行われる恒例の浅草サンバカーニバルには、毎年約300人が出演を。運営スタッフ、制作スタッフ、OB、OG、各方面の関係者の方々の尽力もあり、気が付けば30余年の歴史を刻むことができました。

それにしても、地球の裏側で生まれたサンバが、私たちをこれほどまでに惹きつけるのはどうしてなのでしょう。情熱的な音楽とダンス。きらびやかな衣装や絢爛豪華なパレードの魅力。サンビスタたちが放つ圧倒的なエネルギーへの畏敬。遠い異国、ブラジルへのあこがれ。いろいろな理由があると思いますが、私たちもまだ答えを見つけられずにいます。答えが見つからないがゆえに、夢中になってしまうのかもしれません。

サンバに魅了された仲間たちとの“答え探しの旅”は、ワクワクが止まらない大冒険のようです。パフォーマンスに使用する楽曲、振り付け、衣装などを、自分たちで作り上げる充実感。本番で味わえる爆発的な高揚感。打ち上げの席での語らい。仲間とともに笑い、ときには涙し、感動を共有するうちに、サウーヂを“もうひとつの家族”と感じるようになるメンバーも少なくありません。こうした感覚を、ひとりでも多くの人に味わってほしい――。サウーヂはそんな“ちょっぴりお節介な思い”を持っています。

少しでも興味が沸いたら……、私たちと歌い、踊り、打楽器を叩き鳴らし、ぜひサウーヂをあなたの人生の1ページに加えてください。あなたが人生を振り返ったとき、「あのときサウーヂにいられて楽しかったな」と真っ先に思い出してもらえるような、サウーヂはそんな集団でありたいと考えています。

プロフィール

山上陵太

2010年にサウーヂに加入。サウーヂが企画する「ブラジル研修制度」を利用し、2013年に渡伯を経験。浅草サンバカーニバルを統括する役職・カルナバレスコをはじめとするチームの要職を経て、2017年秋に石山和男よりプレジデンチの任を受け継いだ。1986年、東京都生まれ。