はじめ&まちゃ(バテリア) メンバーの声

サウーヂには、家族や夫婦そろって参加しているメンバーも多い。東京都八王子市在住はじめさん&まちゃさんご夫妻(2016年9月加入)は、練習の度にサウーヂの活動拠点・横浜へ通っている。

フットサルの応援がきっかけでサンバへ

――サンバとの出会い、サウーヂとの出会いは?

はじめ 夫婦一緒にサッカー観戦をしたり、ブラジル人監督が率いるフットサルチームの応援をしたりしているうちに、まずはブラジルカルチャー全般に関心を持ちました。その流れで、サンバやブラジル音楽をちょこちょこ聞くようになったんです。

まちゃ 私はサウーヂに入る数年前から沖縄三線を、はじめは長年ロックバンドをやっていて、2人とも楽器演奏が好きなんですね。だから、最初のうちから「サンバを演奏してみたいなぁ」って思っていました。

はじめ そんななか2016年の7月に、前プレジデンチのカズーと偶然出会いました。サンバは演りたいけど、練習場所が遠いからと尻込んでいると、カズーは「八王子から横浜は、確かに遠いかもしれない。でもブラジルよりは近いよ! おいでよ!!」って。あれには一本取られました(笑)。

まちゃ 私は「誘ってもらったんなら、すぐにでも見学に行ってみようよ」って感じだったんですけど、はじめは「来月下旬の浅草サンバカーニバルを見てから決めよう」と、割と慎重でした。

はじめ そうだったね。実際に浅草に見に行ったら、サウーヂのサンバ・エンヘードがどこよりもかっこよくて、演奏も大迫力だったので、一気に「入りたい!」っていう気持ちになったんです。それでウェブサイト経由で見学の申し込みをしました。

まちゃ 初めて見学した全体練習では、ガンザを借りて、見よう見まねでバテリアの隊列に混ざりました。その日は打ち上げにも参加したんですけど、貸し切りの居酒屋で急に歌ったり踊ったりが始まって……。

はじめ あれには驚いたなぁ。打ち上げのパゴーヂはサウーヂで恒例ですけど、自分的には“YOUTUBEでしか見たことがないあこがれの光景”だったので、ますます心をつかまれました。

サウーヂの活動は“文化祭の延長戦”

――参加後に感じたサウーヂ全体の印象は?

まちゃ バテリア、ダンサーは定期的に練習があるだろうと思っていましたが、その他にも、衣装やアレゴリアを制作する部門があったり、ヂスフィーレを支える裏方メンバーがたくさんいることは、入ってから知りました。全員のパワーが結集することを考えると、本当にすごい集団ですよね。

はじめ 最初、メンバーが多くて顔と名前を覚えるのが大変でした(苦笑)。

まちゃ でも打ち上げに出たり、イベントで何かの係をやったり、8月の浅草に向かってみんなで共同作業をしていると、あっという間に顔なじみになれます。

はじめ 浅草への準備は “文化祭の延長戦”みたいだなって思っています。音楽、ダンス、衣装、アレゴリアを作りあげ、一年に一度の晴れの舞台に臨むという一連のノリは、学生時代に文化祭で燃えていたタイプの自分にとって 、“再び訪れた青春”って感じ……。なんて言うと、ちょっとクサいかな(笑)。

まちゃ そういう感覚の人、多そう。私もこんなにハマるなんて思っていませんでした。

はじめ 肝心のバテリアでの演奏に関しても、経験豊富な先輩メンバーたちが丁寧にコツを教えてくれるのが心強いです。

まちゃ 2017年の夏は、サウーヂがお手本にしているリオのエスコーラ「マンゲイラ」から、 “Rey Do Tamborim(タンボリンの王様)”と呼ばれているNielsonが来日し、サウーヂのバテリアを指導してくれました。あのときは、心から「サウーヂのメンバーでよかったな」と。

いろんな楽しみ方があるのがサンバの良さ

――サウーヂでの今後の野望を教えてください。

はじめ いろんな楽器に挑戦してみたいですね。打楽器だけでなく弦楽器にも興味がありますし、作詞作曲も好きなので日本語のサンバも作ってみたい。やりたいことが山盛りです。

まちゃ まずはバテリアで頑張って、その後は歌にもダンスにも挑戦したいです。いろんな経験を積んだ上でバイアーナになれれば最高ですね。その気になれば、いろんな切り口で楽しめるのが、サンバの素晴らしいところだと思います。ただ、いまは何よりも、担当楽器のタンボリンを頑張ります!

プロフィール

はじめ

2016年9月に加入。バテリア、担当楽器はカイシャ。東京都出身。

まちゃ

2016年9月に加入。バテリア、担当楽器はタンボリン。東京都出身。